8月は毎年帰省の月です。

今年はちょっと長めに2週間、お盆前からお盆後まで帰りました。
色んな意味で、実家でゆっくりしたかったので。

娘もじじばばとたっぷり過ごすことができましたし、
私もゆっくりできたし、ゆっくりさらえたし。

…といってもうち5日間は娘発熱で思ったようには過ごせませんでしたが。(;´Д`)


そしてこの帰省でどうしても実現したかったのが、師匠にお会いすることでした。


…さて、ここから先はちょっと長くなってしまったので、
お時間と興味のある方のみ、続きをどうぞ。笑

昨年は絶対に!と決意してOEKの予定を見てみたら、なんと帰省中ずっとヨーロッパへビータ…
ってことで無理でした。
なので1年越しなのであります。

本来ならもっと早く行くべきでしたが、
やはり楽器を吹いていない時期はお会いしたいと思いつつも合わせる顔がないと思っていたので。

私のファゴット吹きとしてのベースをイチから作ってくださった方で、
箸にも棒にもかからないような本当に下手くそだった16歳の小娘を、2年とちょっと(先生1年ドイツ行ってたんで)で東京芸大に現役合格させるまでに押し上げたものすごい人なんです。
そのかわりレッスンはめちゃくちゃ厳しかった((((;゚Д゚))))
昔から本当に尊敬してるので、上京してからはこの先生はすごい人と色んな所で布教して回ってたほどです。(笑)


ご挨拶だけのつもりがレッスンまでしていただけることになり、色々チェックしていただけました。
やはり第一線で活躍されている方に見ていただくのは違います。
あれだけしっかり叩きこまれていたはずの気をつけるべきことが抜けていて、それを指摘されてあっ!と思ったり。
それだけでなく、師匠の音を聴くだけでもすごく勉強になりました。

レッスンということ自体久しぶりですが、実は師匠にちゃんとレッスンしていただく事自体高校卒業以来だったのです。
本来なら学生の間も帰省のたびに見ていただけば良かったし、むしろ本当はそれをずっと望んでいたのですが、どうしたらいいものかわからず。
上京してから先生のお世話になったのって、たまたま東京公演でいらしていた時にボーカルの選定に付き合っていただいたぐらい…(しかも買わなかった。笑)
別の先生についているのにレッスンしていただくのって良くないことなのかなって勝手に思い込んで、切り出すこともなく。

久しぶりの師匠のレッスンは懐かしいだけでなく色々考えさせられて、あと結構胸が一杯になってちょっと泣きそうでした。笑
学生の間にもっと先生のところ行けばよかったなとか、こっちに残って生活することを選択せずに実家に戻ってたらまた鍛えてもらえて、きっと違う未来があったんだろうなとか、あとお会いしていない間に先生めちゃうまくなってたし…(師匠にしつれいですね)なんか色々。


あと一番思い出したのが、自分がファゴットで音大を志した理由でした。
中学校の音楽鑑賞教室でOEKの演奏を聴いて、はじめてプロのファゴットの音を聴いて、そしてファゴットが活躍できる場を目の当たりにして、私は絶対オケで吹きたい!と思ったわけです。
その時吹いていたファゴットの人は2人とも男性だったからおそらく師匠とトラの方(もう一人の正団員は女性なので)。

音楽専攻のある高校に進みましたが、当初はとにかく自分の得意科目である音楽が生かせる音大に進んで音楽の先生になろう。
ファゴットなら人口も少ないしどこかの音大に入れるだろう。
という甘い、かなり甘い考えだったのですが。

師匠のレッスンがしょっぱなからあまりに厳しくて、、、普通に一生懸命吹いてるのに「ふざけてんの?」って言われたりとかザラ。アホほど泣いたし。笑
でも最初の1ヶ月で自分の出す音がすっかり変わってしまって、ここでファゴットの素晴らしさと師匠のすごさに完全に魅了されてしまったのですね。
それからはどれだけしごかれても練習場に近づくごとにおなかが痛くてしょうがなくなっても何とか食らいついていきました。
レッスンはめちゃくちゃこわかったけど、師匠は私の憧れであり目標だったんです。
高校時代にオケの経験もさせてもらって(先生は反対してたけど)、ますますオケ吹きになりたいという思いが強くなり。

元々家庭の事情もあって私立音大は無理だったので、目指していたのは某中部地区の国立芸大でしたが、途中で志望校を変更したのも師匠みたいになりたいって思ったから。
師匠のようになるには師匠の師匠(当時N響首席のK先生)に教えていただきたい!と思ったはいいが国公立だとK先生が教えているのは東京芸大しかなかったのです。
それもなかなか言い出せず高3になってやっと打ち明けたという…。あの時の先生のびっくりした顔、忘れられません(笑)
…でもK先生には大学で1年も習えなかったな(´;ω;`)先生だまってやめちゃうんだもん



そうだ私がこの道を目指した原点はここだったんだとレッスンを受けながら思い出していました。
先生も一生懸命指導してくださって大学に入れてくれたのに、今の私は何なんだと、ちょっと凹みました。
そして相変わらず先生を目の前にすると萎縮して、練習の50%しか発揮できない安定の私。
久しぶりに胃も痛くなりました。(笑)

でも、久しぶりに聴いた先生の音が私の記憶以上にすごく良くて、素敵で、今私が理想としている音に限りなく近くて、、、
私の記憶ではもっと実直なピュアな音をしていたと思うのですが、そこにさらに磨きがかかっていて本当に驚きました。
それでいてパワフルさもあるし、近くで聴いていてもちょっとゾクッとするような感じ。
でもすごく軽いリードを吹いていらして、それもびっくりでした。こんな軽いリードでこんな音が鳴るの!みたいな。
師匠は覚えてないかもしれないけど、ご指導いただいていた頃よりはるかに軽いリードを吹いてらっしゃいます。

私自身最近はちょっと目指したい音の傾向が昔とは変わってきていて、そういう音を出そうと思うとどうしても軽めのリードを作りがちになっていたのですが、どうもこの路線間違いじゃなかったっぽい。

よくよく考えると、ご指導いただいていた頃の先生っておそらく今の私に近い年齢だったと思うのです。
その時も十分素晴らしかったですが、そこからここまですごくなってるところを目の当たりにすると、今の私は年取っただの体力無いだのと一体何を理由にしてるんだと、ものすごく思いました。
そりゃ性別も違いますし、元々の資質も違うかもしれません。経験値だって環境だって全然違います。何と言ってもプロオケの団員ですから私とはスタートラインから違います。しかも師匠の楽器は天下のヘッケルだし。
でも、36歳であることは上達しない理由のひとつにもならないということがハッキリわかりました。

って思ったら、レッスン後ちょっと凹んでたけどすぐに浮上しました。(笑)
まだやれるぞ、と。


と同時に、これまでお世話になった方々に何らかの形で恩返しができないだろうか、と思ったりもしています。
プロフィールにこれまでご指導いただいた先生方のお名前を書かせていただいていますが、これって結局、この先生方の名前を背負って活動しているということで、下手なことをすると巡り巡って先生方に迷惑がかかるってことですよね、当たり前な話ですけど。

このまま終わるわけにはいかないのです。

というわけで、色々考え中。
できない理由を探すのではなく、できる方法を探さなくてはね。
大丈夫、出来ます!



さて、来月は初めての方に楽器を見ていただきます!
その報告はFBの方でしますよ。

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【編曲譜についてのお願い】

♪「魔笛」序曲(モーツァルト)<木管五重奏+ピアノ>
♪キャラバンの到着(映画「ロシュフォールの恋人たち」より)<木管五重奏+ピアノ>
♪おもちゃの兵隊の観兵式(イェッセル)<木管五重奏+ピアノ>
♪シンコペーテッド・クロック(アンダーソン)<木管五重奏+ピアノ>
♪クリスマス・フェスティバル<木管五重奏+ピアノ>
♪「アルルの女」より「ファランドール」(ビゼー)<木管五重奏+ピアノ>
♪朝の風景(映画「美女と野獣」劇中歌)<木管五重奏+ピアノ>
♪ウィリアム・テル序曲より「スイス軍隊の行進」(ロッシーニ)<木管五重奏+ピアノ>
♪剣士の入場<木管五重奏+ピアノ>
♪アンパンマンのマーチ<木管五重奏+ピアノ>
♪ハイ・ホー(映画「白雪姫」より)<ファゴット五重奏>
♪操り人形の葬送行進曲(グノー)<木管五重奏+ピアノ>
♪ひまわりの約束(秦基博)<木管五重奏>
♪スケーターズ・ワルツ(ワルトトイフェル)<木管五重奏>
♪パヴァーヌ(フォーレ)<木管五重奏+ピアノ>
♪交響詩「死の舞踏」<ヴァイオリン・木管五重奏+ピアノ>
♪生まれてはじめて〜For The First Time In Forever〜(映画「アナと雪の女王」劇中歌)<木管五重奏>
♪交響詩「死の舞踏」<木管五重奏+ピアノ>
♪モンタギュー家とキャピュレット家(バレエ組曲「ロメオとジュリエット」より)<木管五重奏+ピアノ>
♪LET IT GO〜ありのままで〜(映画「アナと雪の女王」劇中歌)<木管五重奏>
♪威風堂々第1番<木管五重奏+ピアノ>
♪花のワルツ(バレエ音楽「くるみ割り人形」より)<木管五重奏+ピアノ>
♪ハンガリー舞曲第5番<木管五重奏+ピアノ>
♪さんぽ(映画「となりのトトロ」より)<木管五重奏+ピアノ>
♪スタジオジブリメドレー<木管五重奏+ピアノ>
♪スラヴ舞曲第10番<ファゴット5重奏>
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